2002/8/02
(金) 日光湯川 〜上流部での1年振りのヒゲナガでの釣り〜
FreeLoop#3 TRATTA AM1
日光湯川、小滝下での一年振りのFlyFishing
今日は夏休み最後の黒日(平日ってことね)。
最後の締めとして日光湯川に行くことにしました。
ちょっと私用が午前中にあったので出発はお昼から向かい14:00から湯滝川に入りました。
この時期の湯川は赤沼からの入渓では日差しが強いこと、夕立の影響をモロに受けることになる。
また湯川の小田代橋上流から湯滝に向けては流れの速いフリーストンとなっていて石が多く入っていてヒゲナガなどのカデイスの棲家が形成されている。
田代兄弟さん、また水生昆虫学者の20年以上の研究でもこの付近に何故カデイス、それもヒゲナガが多く溜まるのか何年も調査をしているようですが湯滝を越えられないためこの下流域に多く生息していると考えられている。
青木橋〜赤沼までは底石がなく水藻と砂地によるモンカゲが中心になっていて、湯川は4kmほどの小渓にも係わらず上下で2面性を持っているのである。
この時期(ちょっともう遅いかな?)はヒゲナガのハッチのピークを過ぎたくらいである。
今日も14:00から入ってみるとヒゲナガが多く飛んでいる。また小型のウルシーマ?ナガレ?がハッチして岸に向かって泳いでいるときにブルックが凄い勢いで水面から追っているのが見えた。
またヒゲナガも多く飛んでいて体の近くにまとわりついてくる。
日中の気温は22度前後と暑くもなく寒くもなく。
昨年もこの時期はここでヒゲナガアダルトフライで良い思いを何度もした。
今日は1年振りの上流での釣りである。
小滝下はやっぱりブルックが溜まっていた。これはC&R効果の現れだろう。
昨年はここに溜まっていたブルックをエサ師にごっそり抜かれていたのを眺めていたものだ。
流芯から24cmほどのオレンジ色のブルックをGet。ここにはこの色のブルックが多いい。
撮影中に脱走。
その下流に下りていって瀬の流れの強いところで良型を掛けた。
これはFreeLoopを満月にしてくれた26cm。
その後はライズを拾っていった。ヒゲナガタイプやアントでもOK。
活性が高いためアダムスパラシュートでもOK。
ドリフトさえしっかりすれば何でも反応してくれる。
流芯の瀬で良型が反応。なかなか綺麗に出てくれない。ポジションをダウンクロスにするため対岸へ移動。
今日の最大サイズの29cm。また泣き尺。今年は何匹めだろうだか...
ちなみに29cmのストマックは小型のカデイスラーバ、陸生昆虫、ヒゲナガピュパなどなどギッシリ詰まってました。
これは#14のアントに反応。
対岸で修学旅行生が大勢通ったところでGet。ロッドがしなっているとガキんちょどもが”ブラボー!”。
”サンキュー!”と相槌打ってしまった。
他のガキんちょも何が釣れますかあ〜? ”うん、イワナ”
段々と暗くなってきても瀬の流れの強いところではしっかり良い型のブルックが反応してくれる。
タルミではハヤみたいな小さい当たりがあるので避けるべきだろう。流れは速いが浅瀬ではしっかり付いている。
そのポイントの見極めが必要。立ち込んだ目の前で良型が反応するからだ。
18:30になると土砂降りとなり上がることにした。
午後から入って9匹とまずまずだったがやっぱり上流はボサが多いいため振込みがしずらいこと。
ナチュラルドリフトさせると直ぐにフライが強い流れに沈んでしまうためなかなか数を出すのが難しいと思う。
今日で今年の夏休みの釣りは終了。
上野村、南アルプス、近くのイブニング、そして日光湯川と黒日を中心に釣りを行ったがやっぱりベストはG.Wですね。
この日中35度近い暑さの毎日より。
本当に今年のG.Wの出勤(忙しくもないのに強制)が悔やまれます。
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