■スペイキャステイング
スペイキャステイングは奥が深くとてもおもしろいです。
”おもしろい”というのはフライを楽しむ遊び方がもう一つ加わった意味で。
そもそもスペイキャステイングというのはロールキャストの発展形ですから長いロッドで大きな川で遠投して沈めて大きな魚を狙うのが目的でしょうね。
でも私はスペイロッド以外の低番手の#3ロッドなどでも一般渓流で多用します。ロールキャストを少し変えるようにしてですね。
考えてみるとスペイという名称を知らない頃、バックが取れないボサ川でスネークロールキャストの真似事をしていた記憶があります。
そういう方も他にもたくさん居るかもしれませんね。
誰でも簡単に遊ぶことができますし、またどんどん練習すれば飛ばしたくなります。
そうすると狙いはフルラインキャスト〜となってきますが練習するしかないですね。
■スペイキャステイングの楽しみ方
スペイキャステイングは簡単にできます。
基本はやはりロールキャストです。ロールキャストを行えば良い訳です。逆にロールキャストが出来ないと通常スペイと言われるシングルスペイもこれまた簡単なようですがすぐに壁にぶつかるようです。
スペイの名の由来の通りバックの取れない場所でのキャステイング。
フライフィッシングでは今までルアーの方にしか入れなかったポイントにもスペイキャステイングを行うことで遠投が可能になってきました。
ターゲットがサーモンやスチールなどメーター級になればロッドも長くて強いタイプの物(ダブルハンド等)が必要になります。
実際の釣り場でフルライン遠投しての釣りは日本ではなかなかありません。
普通の50m幅程度の河川ならウエーデイングもしますので遠投も不要です。
難しく考えたり敬遠する必要は無く、スペイをフライの遊びの一つの釣り方として楽しめれば良いと思います。
■スペイキャステイングを習得するには
スペイキャステイングは先にも記載しましたが以外と簡単に打てます。
バランスの取れたタックルシステムがあれば誰でも30Yardは飛ぶと思います。
独学で真剣に取り組んでいる方は少し注意が必要かもしれません。
自分なりの理解、通常のシングルキャストの概念だけで考えていきますとヘンなクセが付いてしまうことがあります。
私がそうでした。
またタックルとラインシステムの組み合わせはとても重要です。
(これは本当です。間違えたシステムでスペイを覚えることは無謀です。一生懸命な方こそご注意を)
#8ロッドでDT3のラインを飛ばせる人は居ませんね。スペイキャストも同じです。
スペイキャステイングは西欧、米国、北欧などキャステイングスタイルは違うそうですし、正解は無いと言われているそうですから正解というのは無いと思いますが。
悪い方向へ進んでしまっていると感じたならば
・エクパートに基礎を教えてもらう
・一人ではなく仲間やスペイを練習しているグループに入れてもらう(作る)
これらが最善の方法だと思います。
■スペイキャステイングの基礎
スペイキャステイングは先にも記載しましたが色々なやり方があります。
雑誌、DVDなどいろいろ紹介されています。以下のページはスペイのタックル紹介、レッスンなども受け付けております。
http://speypages.jp/
私も仲間やこういったエクスパートの方の指導のおかげである程度自分なりにスペイキャステイングを理解し楽しめるようになってきました。練習を繰り返した結果のご褒美はロールキャストが格段にうまくなったと自負できることです。
キャステイングの解説は…あまりにもおこがましいので遠慮しておきます(^^)
■その他(注意等)
水面を荒らしてしまうキャステイング… そう誤解される面も多々ありますがキャステイング方法、場所を考えた使い方(キャステイング技術)をすれば問題ないものと考えてます。
もし水面を荒らすキャステイングを行っているならばスペイキャスターが大物をキャッチできている訳は無いはずです。
スペイの場合は利点も多くあります。
・一番言われてるバックスペースの無いポイントでのフライフィッシングが可能になること。
・OHではフォルスキャストを多用することでトラブルが増えますがスペイはワンキャストです。トラブルは減ります。
・ウエットの世界のため大物との出会いが増えること。
今まで餌師の土壇場だった大淵の深みなどにもラインシステムを考えることで可能。
またOHキャストでは出来ませんがショットを幾つも付けてのキャステイングが可能。
また雑誌などにも書いてありますが釣り場と練習場は分けて考えましょう。
フライの世界は様々で色んな考え方があり多種多様です。
これはダメ、あれはダメ…な〜んてことは考えず遊びなんですからやりたくなったらやってみましょう。
意外におもしろいですよ(^^♪
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